一週間の車中泊ひとり旅の山口編です。
日本有数の名橋、山口県の錦帯橋とロープウェイに乗り岩国城の散策をしました。
歌川広重も絵に残すほど江戸時代には有名だった錦帯橋。
実際の写真などを交えながら紹介していきますので最後まで見ていただければ幸いです。
午前中に錦帯橋の河原駐車場に到着
前日の夕方に東京を出発して、なんとか午前中に目的地の錦帯橋の最寄り駐車場に到着しました。
時刻は10:10。
移動がスムーズに行かなければ、ここかこの後に予定している秋芳洞、どちらかはあきらめる必要があったので少し安心しました。
実際に見るとイメージよりもずっとアーチが大きく、橋脚の間も結構広い印象を受けます。
アクセス方法
山陽自動車道の岩国ICから9km、およそ10分ほどで着きます。
駐車料金は300円。
駐車場は砂利が結構大きく、速度を出しすぎるとボディに跳ねますので注意。
この日は水位も低く水も澄んでいた為、魚の姿を見ることができました。
少し川沿いでぼーっとしたいところでしたが、時間に余裕があるわけではない(初めていく所ばかりなので時間が読めない)ので先を急ぎます。
5連アーチの錦帯橋は高低差がすごい!
駐車場から近くの観光案内所で、錦帯橋と岩国城ロープウェイのセット券を購入。
価格は970円。
もちろん橋の往復券のみの販売もあります。
実際に歩いて渡ってみるとかなりの高低差が!
中間の3つのアーチは特に角度があり、半分ほどは階段状になっています。
下からの景色はこんな感じ。
橋には6種類の木材が使われています。
木造のアーチ橋は世界でも珍しく、世界遺産に登録されている橋でも同じような構造は見られないのだそう。
驚きなのはこの橋には、釘が1本も使われていないことです。
また、複雑に組まれた木材は見ていて面白く、アーチの高さもあってより橋が美しく見えます。
時間のある方はこの機会に一度、じっくり見てみるのをお勧めします。
橋台の形のまま、川の流れをきれいに受け流しているのは特に面白く感じた所です。
通常の橋だと、水位が低くても橋台と同じにはなかなかならないですから。
過去には何度も洪水で流されていたそうですから、この形の石垣の橋台やアーチ橋は理にかなった造りなのかもしれません。
全長は193m、幅は5m。
渡っているときも、ほとんどが木材で出来ているとは思えないほど揺れも少なく頑丈に感じます。
ちなみにこの橋は文化財ですので車両進入禁止です。
過去にはオートバイやスケボーなどで逮捕された人もいるのでやめましょう。
この後は、写真の山の頂上、岩国城へ向かいます。
ロープウェイで錦帯橋を一望できる岩国城天守閣へ
岩国城は完成した7年後に、幕府の「一国一城」によって取り壊されてしまった悲しい過去があります。
残ったのは東側の石垣のみ。
今の岩国城は、残っていた図面をもとに昭和37年に復元されたものになります。
錦帯橋を渡りまっすぐ進むと吉香公園に着きます。
公園といってもきれいに水路が整えられていたり、大きな噴水があったりと庭園といった方が正しいかもしれません。
桜の名所としても有名で、近くには美術館、シロヘビの館などもあります。
さて、ロープウェイの乗り場まで来ましたがけっこう混雑していたので、もう少しあたりを散策することに。
ロープウェイの乗り場のすぐそばに、吉香神社があります。
今日は1週間旅の初日ですので、これからの旅の安全と成功を願ってお参りをしました。
おかげで今回の旅は、天候には少し恵まれない部分もありましたが、大きなトラブルもなく帰ってくることができました。
ロープウェイは200mの山頂駅までおよそ3分。
定員30人を15分の間隔で運んでいます。
この日みたいに利用客が多い時には、ピストンで運行します。
山頂駅を降りた後は岩国城へ向かいますが、ルートは2つあり、おすすめは錦帯橋とは反対側の歩道です。
こちらは地面がコンクリートで歩きやすく、反対側は道幅が狭い上に山道のような作りで滑りやすからです。
ただ、山側から錦帯橋を見たい場合には天守閣よりもこちらの方が見やすいです。
足腰に自信のある方や、歩きやすい靴などで来た方はこちらでもいいでしょう。
岩国城の内部では当時の様子がわかる資料や、装備などの展示があります。
錦帯橋の模型もありました。
精巧にできている模型で、実際には見ることが難しい角度でも観察ができます。
天守からの景色がこちら。
この日は11月にしては気温が高く、少し暑いぐらいだったのですが上まで登ってくると涼しくなり、風もあって気持ちいです。
もう少し湿気が少ない日であれば、瀬戸内海の島も見る事ができるそうです。
ランチは「逃げ恥」でもちょっと注目の蓮根瓦そばを
散策を終えて時刻は12:10。
少しお腹が空いたので道を戻りながらお店探し。
錦帯橋の手前には、お土産屋と食事処が多くすぐに見つかりましたが、人出が多く少し待つことに。
お世話になったのは「むさし」さん。
いただいたのは蓮根瓦そば。1400円。
逃げ恥でも少し使われていましたね。
山口県の名物「瓦そば」に蓮根が入った麺はもちもちしていて、あまり他ではない食感でした。
ちなみに、逃げ恥で使われたお店は山口県ではなく神奈川で撮影されたそう。
今回はいただきませんでしたが、「むさし」ではソフトクリームもやっています。
驚きなのはその種類。その数なんと200!
瓦そばで満腹にできなかった方は、こちらも一つどうですか?
ここまで見ていただきありがとうございます。
この後は、車に乗り込み山口県のもう一つの名所、秋吉台へと向かっていきます。