車中泊旅3日目は佐賀県の吉野ケ里遺跡へ。
弥生時代の暮らしぶりや文化などを感じられる佐賀県を代表するスポットです。
アクセス方法や見所などを実際の写真を使いながら紹介していきますので、ぜひ見ていってください!
吉野ケ里遺跡って何!?
佐賀県神埼町にある日本最大の遺跡で、弥生時代の歴史の移り変わりや集落の様子などを考察するうえで重要な場所になります。
現在は国の特別史跡に指定されていて「吉野ケ里遺跡公園」として整備されています。
出土品は重要文化財に指定されていて、集落の様子などは日本の最古の記録「魏志倭人伝」の邪馬台国の時代を感じられるものです。
日本の文化の始まりとも言えるかもしれませんね。
アクセス方法
九州横断自動車道、東脊振(ひがしせふり)ICから国道385号線を車で約10分。
国道右側に入り口が見えてきます。
前日のハウステンボスから道の駅で一泊
前回のハウステンボスからはさみ温泉の後、道の駅で一泊。
今回は道の駅「しろいし」にお世話になりました。
前回のはこちら↓
九州横断自動車道の金立SAで作戦会議と朝食を。
いただいたのは、かけうどんいなりセット740円。
朝はさっぱりとしたものに限ります。
前日の雨のおかげでこの日は一日晴れ間が続くとのことなので、歩きがメインになる観光スポットを中心にすることに。
まずは吉野ケ里遺跡、次に太宰府天満宮、最後は熊本城の順でまわりました。
吉野ケ里遺跡に到着!
国道からすぐの入り口から駐車場へ。
今回のように遺跡観光であれば東口からの方が近いです。
駐車場料金は310円。
入場料金は460円でした。
開園時間は9時ですが時期によっては閉園時間が変わってくるので確認した方がいいでしょう。
吉野ケ里遺跡はいくつかのエリアがありますが、居住者の身分や立場などによって分けられています。
この南内郭は王などのリーダーやトップ層の住んでいた場所とされています。
このエリアでは当時貴重品だった鉄製品などが見つかっていたことからそう考えられています。
住居は竪穴式。
入り口はすべて広場側を向いていて入ることができますがけっこう狭く苦労します。
寝床はベッド式で少し高くなっているのがわかります。
この住居は主に暖をとったり寝床として利用され料理は別の建物で行われていた可能性が高いです。
調理器具を支える脚が住居跡よりも外の別の建物から多く見つかった事が理由にあげられます。
遺跡内で最も立派な‘主祭殿‘へ
先ほどのエリアから少し離れ、こちらは北内郭。
祭りごとや政治的な決め事の中心地になります。
写真はこの遺跡内でもっと迫力のある「主祭殿」。
他の建物よりも一回り大きく3階建てになっています。
下から順に紹介します。
こちらは2階。
政治の場になっていて重要な話し合いや決定を行うため、王やムラの長などが集まっている様子が再現されています。
3階では祈祷を捧げたりお告げを聞くため祈りを捧げる場になっています。
お告げの結果は会議中の2階の王様たちに伝えられます。
北内郭の興味深いところは神や祖先の霊を一番、位が高いと考えているところです。
南内郭には王の住居もありましたが、竪穴式でこの建物程立派なものではありません。
また司祭が住んでいたとされる住居は高床式でした。
当時、神や祖霊が重要視されていたことがわかります。
北墳丘墓では当時の埋葬方法を
北内郭からさらに奥を進んでいくと不自然に盛り上がった丘が見えてきます。
反対側には北墳丘墓の入り口が。
今までとはガラッと雰囲気が変わりましたね。
この北墳丘墓は歴代の王が埋葬されていたと考えられています。
丘は丈夫に作られた人工のもので、中はこのように甕(かめ)棺が納められていました。
甕の中には副葬品として青銅の剣やガラス玉などが見つかっていますが、当時としては非常に貴重な物。
埋葬者の身分が高いことが感じられます。
一周ぐるっと回れば当時の様子や詳しい埋葬方法なども紹介されていますので理解が深まる事間違いなしです。
ランチはメインゲート東口で
食事は東口ゲート内のレストランがオススメ。
佐賀牛の黒毛和牛ステーキジュ重や古代米をつかった御膳など地元食材の料理が楽しめます。
他にもメインゲートには売店や、歴史を感じられる展示などが数多くあります。
開園前に到着してしまったり少し時間が余ったりしたときにはこちらも理解の助けになるでしょう。
いかがだったでしょうか?
滞在時間は約2時間前後でしたが十分満足できました。
注意点としては公園内はかなりの広さがあります。
今回は遺跡エリアのみでしたが、全体の三分の一程度。
それでも歩きっぱなしになる可能性が高いので歩きやすい靴は必須かもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
これから行かれる方や興味のある方の参考になれば嬉しいです。
次回は福岡県、太宰府天満宮と九州国立博物館の様子をお伝えします。