1週間の車中泊旅4日目の鹿児島編の続きです。
前回の仙巌園に続き鹿児島県の観光名所、国宝・霧島神宮を観光しました。
県内有数のパワースポットでもある霧島神宮はご利益がいっぱい。
見どころやご利益、駐車所までのアクセス方法など、実際の写真を使いながら紹介していきますので最後まで見ていってください。
Contents
霧島神宮とは?
鹿児島県霧島市にある神宮号のついた神社です。
主祭神はニニギノミコト。
有名なのは3連に連なった本殿。
赤塗りの社殿は美しく、内部にも豪華な装飾が施されています。
令和4年には国宝に指定され、鹿児島県の建築物では初めての国宝です。
また、坂本龍馬が日本で初めての新婚旅行で参拝したのも霧島神宮でした。
境内には樹齢800年の御神木などがあり、鹿児島県有数のパワースポットとしても知られている霧島神宮は年間100万人以上の参拝客が訪れるそうです。
アクセス方法
所在地 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
九州道溝辺IC・鹿児島空港より25km。
国道504号・県道60号経由で約35分。
仙巌園から霧島神宮までドライブ
ここからは実際に私が使ったルートを時間などもあわせて紹介していきます。
前回の仙巌園から出発。
時刻は11時少し前。
前回のページはこちら↓
立ち寄った桜島SAで鹿児島名物のかるかんがバラ売りしていたので一つ購入。
あんこ入りで135円。
かるかんは鹿児島県の名物お菓子で、山芋と米粉を練り上げて作られています。
食感はしっとりモチモチ、甘さはほんのりで生地とあんこの相性ばっちり。
お土産にもお勧めできます。
駐車場に到着したのは11:40。
ロータリーの駐車場に停めました。
参拝者用の無料駐車場は境内近くにもあります。
アクセス方法では参拝者用の駐車場を別で紹介していますのでそちらの方がいいかと思います。
緑いっぱいの参道から本殿へ
ロータリーから神橋を渡ると参道の入り口、社号標が見えてきます。
ここら辺から一気に緑が増えてきます。
登りきった先に「二の鳥居」が出てきます。
一の鳥居とも言える大鳥居はロータリーよりもっと手前の国道沿いにあります。
非常に大きく最初は車でくぐっていいのか迷うほどでしたが、いい目印にもなっているので迷う人は少なそうです。
「三の鳥居」前までやってきました。
大駐車場に停めた方はこちらから進んでいくことになります。
三の鳥居をくぐれば本殿はもう目の前。
木のトンネルが期待を膨らませてくれます。
本殿に到着。
高さの違う本殿・幣殿・拝殿が階段のようになっている複合社殿です。
色んな所に朱色の漆が使われている鮮やかな社殿には、細かい装飾が施されていて美しいです。
「西の日光」なんて呼ばれるのにも納得です。
この本殿・幣殿・拝殿の3つは国宝に指定されています。
また建物をつなぐ、登廊下は重要文化財です。
南九州随一のパワースポットとご利益にあやかる
霧島神宮の御利益は多岐にわたります。
これは祀っている神様が七柱もいるからですね。
通常は一・二柱の神様を祀ることが多いのでパワースポットと呼ばれるのにも納得ができます。
霧島神宮の御利益は、以下のように伝えられています。
- 国家安泰:国家の平和と安定を祈願することができます。
- 五穀豊穣:豊かな収穫と食糧の豊富さを願うことができます。
- 家内安全:家族や住まいの平和と安全を祈願することができます。
- 恋愛縁結び:恋愛成就や結婚のご利益を願うことができます。
- 海上安全:航海や海事に関連する安全を祈願することができます。
- 交通安全:交通事故から身を守り、安全な運転を願うことができます。
- 商売繁盛:商売繁盛や成功を祈願することができます。
本殿の右隣りには樹齢800年の杉の木の御神木があります。
高さは38mほどあり、堂々としています。
霧島神宮は、霧島山の噴火によって社殿の焼失と移転を繰り返してきました。
このご神木はここに社殿が移される前からあったとされています。
坂本龍馬も新婚旅行の参拝の際、この御神木と対面したことを姉への手紙で言及しており
「霧島のやしろにまいりしが是は実に大きなる杉の木あり」
と大変感動したと伝えられています。
神楽殿の近くでは紅葉が色づき始めていました。
この日は11月8日で、例年の見ごろの11月下旬には少し早かったです。
他にも桜が3月下旬~4月初旬。
ミヤマキリシマが5月中旬に見ごろを迎えるそうです。
表参道の近くには展望所があります。
表参道から見て左側、少し張り出している場所がそうです。
少し雲が多く見えづらいですが、晴天日には鹿児島湾・桜島・鹿児島市街を眺望できます。
参拝時間は1時間~1時間半ほど
ロータリーの駐車場から始まり、車に戻ってくるまで大体1時間ほど。
もっとゆっくり見て回る方でも、本殿により近い参拝者駐車場を使えば2時間もあれば回れると思います。
また、鳥居をくぐる場合石段を80段ほど上る必要がありますが駐車場側から遊歩道を使えば車いすでも参拝ができます。
他には車いすの貸し出しもあります。
おみやげは参拝者休憩所でどうぞ!
参拝者駐車場の近くには参拝者休憩所では、ぜんざいやアイスクリームなどの甘味や軽食、無料でお茶も用意してくれています。
おみやげ屋も併設されていて、霧島神宮限定みやげで鉾餅があります。
米粉と鹿児島県産のさつまいもの粉を使った求肥であんを包んでいます。
主祭神のニニギノミコトが、天から高千穂峰に突き立てた鉾が由来の俵型のお菓子です。
シナモンも使われていて何となく生八つ橋?っぽい感じ。
試食が置かれていたので気になる方はぜひ。
特別拝観について
霧島神宮では普段は非公開の社殿の中に入ることができる「特別参拝」をやっていることがあります。
本殿前のある「龍柱」と呼ばれる彫刻は、海外との繋がりを示していたり島津家が密貿易を行っていた証拠として、歴史的な価値も高いとされています。
特別拝観は1日最大4回。
定員は50名。
拝観料は2000円。
拝観希望の方は前もって公式ホームページで予約をするほか、撮影禁止、裸足禁止など注意事項も多いので一度確認してください。
ここまで見ていただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
次回はこの日の午後、宮崎県の国指定名勝、鵜戸神宮への参拝の様子をお伝えします。