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一週間の車中泊ひとり旅!宮崎県の高千穂峡と真名井の滝を歩く!【5日目①】

車中泊旅の5日目です。
宮崎県にある、真名井の滝で有名な高千穂峡へやってきました。
神話と伝説の残る高千穂峡までのアクセス方法や、見どころなどを写真を使って紹介していきますので、これから行かれる方の参考になればうれしいです。

高千穂峡と真名井の滝について


今から27万前、14万年前、12万年前、9万年前と4回にわたる阿蘇山の火山活動によってできた峡谷です。
火山活動で噴出した火砕流が冷え固まり、川による浸食などで柱状節理の峡谷になりました。

高さは平均で80m、長さは約7km続いています。

真名井の滝は、日本の滝百選に選ばれている落差、約17mの滝です。
古事記では、この地に水がなかったため雨村雲命(アメノムラクモノミコト)が水種を移した天真名井の水が、地下を通ってここで流れ落ちていると伝えられています。

近くには約1kmの遊歩道が整備され、雄大な峡谷や真名井の滝を間近で見られるスポットなど景色を楽しむことができます。

アクセス方法

所在地 宮崎県西臼杵郡高千穂町向山204
延岡からであれば高速道、国道218号線を経由し約40分。

高千穂峡は九州のほぼ真ん中にあるため、アクセスは多方面からできますが最も近い延岡経由でも40分ほど。

熊本、大分方面からでも1時間以上はかかる為、旅行プランを組むときは注意が必要です。

早朝の高千穂峡に到着!


ここからは実際の旅行ルートに沿って紹介します。
時刻は8:00
高千穂峡 第1御塩井(おしおい)駐車場に到着。

初めての方はこちらの駐車場がオススメです。

真名井の滝、滝見台、お土産などの観光協会直営の売店、貸しボート乗り場から最もアクセスしやすい駐車場です。
利用料金は500円

収容台数があまり多くないので、今回のように平日の朝でないと入れない可能性もありますが高千穂峡には他に、第2あららぎ駐車場(300円)、第3大橋駐車場(バス乗降のみ)、第4押方駐車場、第5田口野駐車場といくつもあるので安心して観光できます。


少し写真では小さいですが、駐車場の道路の反対側には貸しボート乗り場があります。
ここから峡谷内を漕いで進んでいくことになります。

滝見台から真名井の滝を拝見!


駐車場から遊歩道へ向かっていくと滝見台に到着です。
パンフレットや宣材写真ではここからの写真がよく使われています。


こちらは反対側から。
滝の上部には通常ある川はなく断層の隙間を通ってここから流れ出ています。

断崖に沿って流れる水の色と、派手ではないが雰囲気のある滝は素晴らしいです。
今は朝方なので少し暗いですが、太陽が真上に上がり日の光が差し込んで来ればもっと綺麗な景色を見られるでしょうね。

もしくは貸しボートもあるのでもっと間近に、それこそ滝の飛沫がかかるほど近づいてみるのも面白いかもしれません。

噴火で出来た柱状節理 火山灰は北海道まで届く!


高千穂峡の主役は滝だけではありません。
この柱状節理(ちゅうじょうせつり)も見どころのひとつです。

六角柱のこの岩は、マグマが冷え固まる際に亀裂が入りこのような形が出来上がります。

高千穂峡は阿蘇山の4回にわたる火山活動によって作られました。
驚きなのは3度目噴火でできた柱状節理の上に4度目の時の柱状節理が乗っていることです。
私もここまでの規模のものは初めてです。

特に4回目の噴火では九州の半分を覆ってしまうような火砕流が発生しただけではなく、火山灰が北海道の東部でも積もったことが分かっています。

噴火の規模に驚くと共に、その火山活動が作り出した景色の中で神話が生まれたのにも納得ができます。


本当は遊歩道でV字峡を散策したかったのですが、あいにく歩道の整備中。
この日は昨年11月でしたが、今年の3月に通行止めが解除され通れるようになっているので安心してください。

遊歩道は約1km、第3駐車場の高千穂大橋までは約30分ほどかかるそうです。

高千穂神社で交通安全祈願!


御塩井駐車場から車で5分
県道50号線沿いにあります。

御祭神は高千穂皇神と十社大明神。
縁結び、交通安全、厄除けの神様として知られています。


境内には樹齢800年の秩父杉があり迫力があります。
高さは55mもある立派なものです。

秩父神社は鎌倉幕府の信仰が厚く、源頼朝の代わりとして秩父の畠山重忠公が参詣しました。
その際に重忠が自ら植えた杉を「秩父杉」と名付けて、今も境内に立派にそびえたっています。

他にも夫婦杉や、国の重要文化財になっている鎌倉時代の狛犬も見る事ができます。


境内内は高さのある杉に囲まれているため、少し薄暗いですがかえって雰囲気が出ていると思うのは私だけでしょうか?

真名井の滝に訪れた際には、こちらの神社にも参拝するのをおすすめします。

この時点で時刻は9:00
遊歩道が開通していればもう少し観光時間が伸びると思います。
高千穂峡全体での所要時間は1時間半といったところでしょうか?

高千穂峡観光の注意点

高千穂峡は素晴らしい観光名所ですが、いくつか注意点があります。
私が感じた中で2つほどあるので、軽く紹介します。

第1駐車場までの道路が狭い

第1御塩井駐車場までは、県道50号線から脇道に逸れる必要があります。
この道は大型車が進入禁止なうえ、急カーブが何度も続きます。

見通しがかなり悪いことに加え、道幅も結構狭くすれ違いが難しいところもあります。
運転に自信がない方は県道沿いの第4押方駐車場の利用が無難です。

貸しボート代は結構高い

いろんなメディアでは貸しボートを使って紹介していますし、ボートに乗ることが目的の方もいるでしょう。
しかし、利用料金や利用方法には注意が必要です。

まずは料金が安くはないことがひとつ。
日によって料金は違いますがこの日は30分で5100円。
ピーク時期以外でも4100円です。

また、ボートは予約制をとっており当日に乗りたくなっても予約状況次第では乗ることができません。
電話での予約も行っていません。

他にはこれは仕方がありませんが、河川の増水、台風の通過、地震の発生時には安全確保のため営業を休止する可能性があります。
以上が貸しボートの注意点です。

しかし繰り返しになりますが、高千穂峡は素晴らしい観光地です。
私も複数人で観光していれば利用していたかもしれません。

気になる方は一度ホームページで確認することをおすすめします。

 

ここまで見ていただきありがとうございます。
このブログでは日帰り旅行や車中泊を中心に紹介しています。

次はカルデラ一望スポットの阿蘇大観峰と、阿蘇山火口周辺を観光します。
次回の記事も参考になれば嬉しいです。

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おかけん
30代男性。東京在住。旅行、ゲーム等が趣味。 私が行った旅行先を中心に紹介していきたいと思いブログをはじめました。 そのうち旅行以外の事もブログに書きたいと思っています。 X(旧Twitter)などでブログの更新の際にはポストしますのでフォローしてもらえると嬉しいです。