旅行

夏の和歌山。那智の滝から熊野古道、海岸線を走りながらの名所めぐり!【和歌山車中泊①】

今回は和歌山を二日にかけて旅行しました。
海岸線の絶景から世界遺産までとても楽しいものになったので紹介します。
まずは初日の熊野本宮からの串本町までのルートを写真を添えて伝えていきます。
みどころいっぱいでしたので参考になれば嬉しいです。

世界遺産の熊野本宮、日本一の大鳥居へ

熊野大泊ICから約1時間。
熊野本宮に到着。
東京からだと休憩をはさみながら7~8時間といったところでしょうか。

時間はかかりましたが、普段から首都圏の交通量が多いところを走っているので思ったほど疲れは感じませんでした。

参道から少しだけ雰囲気や空気が変わっていくのを感じながら境内を進んでいきます。
このあたりで疲れのことは頭から離れました。

本宮に到着。主祭神はスサノオノミコト。現在の本宮は建て替えられたものです。
過去には中洲にあったのですが水害で流されてしまい、現在の位置に再建ました。

また、色々なところでヤタガラスを模したものが見かけられます。

日本サッカーのシンボルでもあり代表選手もお参りに来るそうです。

こちらは日本一の大鳥居。高さはなんと34メートルもあります。
近づくにつれてその迫力に驚かされます。
ここにもヤタガラスが模してあります。

この先にパワースポットとされている大斎原があります。
水害で流されるまでは社があったところですね。
ここは熊野古道を巡る際のスタート地点やゴール地点でもあり、実際にリュックを背負った外国人を何人か見かけました。

大鳥居のすぐそばの熊野川です。
今は水量が少なく、とても社殿に被害が出るほど氾濫したとは信じられません。
ただ、川幅が広く大斎原もそれほど高い位置にあるわけではないので大雨になった時は今とはガラッと景色が変わるのかもしれません。

ここで少し休憩。
本宮の近くにある八咫庵の「釜餅」をいただきました。

とにかく歯触りがよく、粒の感じを残したままの生地はもちもちしていて柔らかく、また
中の粒あんは甘さ控えめでいくらでもいけそうです。
とにかく食べやすいです。

写真は「古代米」と「くるみ」。ほかにも「よもぎ」もあります。
八咫庵の営業時間は10:30~15:30 定休日は火曜~木曜です。

神倉神社へ参拝。新宮市を一望!

お次は神倉神社へ。
私はこの神社の事を知らなかったのですが、和歌山出身の人が天気が良ければぜひということだったので行きました。

一段一段が結構急な石段を登っていきます。
後から知ったのですが全部で538段もあるそうです。
この日は晴れていましたが、雨上がりは避けた方がよさそう。

この参道は熊野古道の一部でもあるそうです。
2月には「御燈祭り」の舞台になり、この急な石段を暗闇の中、松明をもって駆け降りる奇祭が行われます。

日中でも苦労するのに暗くなってから一気に下るのはちょっと信じられませんが、そこに奇祭と呼ばれる所以があるんでしょうか。

参道を登りきったところに社があります。
御神体は社の後ろにある大きな岩、「ゴトビキ岩」です。
熊野権現が最初に降り立った地という伝承があります。

ここは崖と言っていいほどの斜度があるようなところなのですが、この大岩が鎮座しているのはとても不思議な光景です。

社殿からは海と新宮市を一望できます。大変な思いをしてここまで登ってきましたが、その疲れが吹き飛ぶような絶景でした。

なお、くだりは登り程つかれはしませんでしたが、一歩踏み外したら怪我しそうな角度でしたのでやっぱり大変でした。

大門坂を上り熊野那智大社と那智の滝へ

 


熊野古道の一部でもある「大門坂」を経由して「熊野那智大社」へ向かいます。
大門坂の近くの駐車場からスタート。
大門坂は当時の面影が一番残っている道だそうです。

大門坂は熊野古道を少しだけ体験してみたいという人にはおすすめです。
熊野古道はなんと全長1000㎞、先ほど紹介した熊野本宮までの初心者コース(発心門王子から熊野本宮大社)でさえ、全長7㎞、時間は3時間ほどかかるそうです。

数日かけて熊野古道の中辺路や伊勢路を歩ききってみたい!というのでなければこの大門坂は程よく上り坂が多く、那智大社までの往復も距離がありちょうどいいのではないでしょうか。


両脇の杉がとにかく立派で中には樹齢が800年をこえるものもあります。
全長500m、高低差は100mくらいなのでとても気持ちよく歩いていけます。

熊野那智大社の入り口に到着。もう一息です。

熊野那智大社に到着。こちらも世界遺産になっています。

御祭神は熊野不須美大神(くまのふすみのおおかみ)とイザナミノミコト。
元々は瀧の近くで祀られてましたが今のところに遷されたため1柱多く祀っているそうです。

写真の右側のご神木の中は空洞になっています。
平重盛が植えたとされているこのご神木は絵馬(500円)か護摩木(300円)をもって通り抜けることができます。
護摩木に願いを書いてお参りします。

那智大社の隣には、天台宗のお寺の一つである青岸渡寺があります。
もとは熊野信仰として神仏習合だったのが二つに分離しました。

今もお寺と社は隣同士でどちらも参拝する人が多いそうです。
私も双方に参拝しました。

青岸渡寺からの景色です。
この角度からの写真は見た人も多いのではないでしょうか。

三重塔は参拝料(300円)を払い、中を見ることができます。
様々な仏像が安置されていて、壁画も各階に描かれています。
この日は見られませんでしたが、塔の上から太平洋を望むことができるそうです。

那智の滝への入り口になります。
飛瀧神社の境内に那智の滝があり国の指定の名勝地でもあります。

那智の滝へ着きました。
この日は水量が少なかったものの、かなりの高さがあり立派なものでした。
この神社はすでに主神が移された後なので、直接、滝そのものを拝礼することになります。

那智の滝は華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑の一つになってます。
一段の落差では日本で2位の133m。
こちらは参入料(300円)を払って一番滝を近くで見られる観覧台からの写真。

帰り道、鷹?でしょうか。
電柱の上からこちらをずっと見ていたのでなんかやらかしたかなと少し不安になります。
鷹はここだけでなく電柱2、3本先でも同じように止まっていました。

橋杭岩を目指しつつ、温泉と食事に

大門坂の駐車場から海側を走り、歩き回ってかいた汗を流しに温泉へ。
こちらの「きよもん湯」にお世話になりました。
源泉100%かけ流しで、1500年も歴史があるそうです。

海から近いところにあるので塩化ナトリウムの湯かと思ったのですが、無色透明のすべすべした湯で硫黄のにおいがしました。
浴場は洗い場が5人程度で浴槽もそこまで広くはないのですが、泉質が私にはとてもちょうどよく、またほぼ貸し切り状態で入れたのでとても満足です。

入浴料は500円。
家族風呂も別でありました。

きよもんの湯からさらに南へ走り、太地町が運営する「もぐもぐ食堂」へ。
とてもきれいな施設で、大きな窓から見られた夕焼けの海はとても美しいものでした。

写真は油淋鶏定食。
コストパフォーマンスがびっくりするほどよくこのご時世に500円なのは嬉しいです。
味もおいしく100円を追加して御飯のおかわりをしました。

後から知ったのですが施設内には温泉(300円)もあり、さらにランチ定食は300円で食べられるそうです。
次に和歌山に来たときは温泉も一緒に楽しみたいです。

串本町に入り道の駅から見える「橋杭岩」へ到着。
国の名勝天然記念物でもあります。

こちら側から右手に見える島までまっすぐ列をなして並んでいます。
海の浸食で硬い岩だけが残り、遠くから見ると橋の杭だけが立っているように見えることからこの名前が付いたそうです。
夕焼けの景色もあって日が暮れるまで見てしまいました。

     串本町をさらに南へ行ったところで本日の行程は終了。
最後に満点の星空に感動しながら就寝。

写真はiPhone13proで撮ったものですが、ぜひ一度、肉眼で見てほしいです。
写真の中央の白いモヤは明るさ調整した名残で、下部の点線は撮影に30秒かかる間に動いていた人工衛星ではないかと思います。

和歌山一日目は、私の想像よりも楽しく回ることが出来、とても満足です。
二日目は、海岸線を西に走り最後は高野山を観光したのでそちらを紹介します。

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おかけん
30代男性。東京在住。旅行、ゲーム等が趣味。 私が行った旅行先を中心に紹介していきたいと思いブログをはじめました。 そのうち旅行以外の事もブログに書きたいと思っています。 X(旧Twitter)などでブログの更新の際にはポストしますのでフォローしてもらえると嬉しいです。