今回は、今年5月に伊豆を2日間で車中泊旅行してきました。
伊豆半島には「青の洞窟」など内陸も海岸線どちらも名所や絶景が多く見どころがいっぱいでした。
ドライブでは行ったことのない人などに、アクセス方法やランチなどの紹介もしていますので参考になれば幸いです。
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伊豆半島のほぼ中心点 「天城越え」の浄蓮の滝
まずはアクセス方法から。
私は東京に住んでいるのでそこからの案内です。
首都高速から東名高速へ入り長泉沼津ICへ。
そこから伊豆縦貫道へ入り月ヶ瀬ICで降り左折。
伊豆、下田方面へ走り約10分で到着です。無料の駐車場がありました。
トータルで2時間半前後。少し疲れましたがこの景色が見られたときはその疲れも吹き飛ぶようです。
浄蓮の滝は、かつて近くに浄蓮寺というお寺からその名前が付けられたそう。
滝の横には柱状節理の岩盤もきれいに並んでいて、滝壺はパッと見ではわかりませんが10m以上深いです。水量はこの日は少ないほうなのですが、水音は結構しました。
落差は25mとそこまで高いわけではありませんが迫力があります。
石川さゆりの「天城越え」の中で出てくる歌詞でこの滝を知っている人もいるかもしれません。滝の横にはそのために歌詞が刻まれた碑があります。
滝とは反対側にはわさび沢もあります。
水は非常に澄んでいるので、きっとおいしいわさびが採れるのでしょう。
また、この川の下流の方では渓流釣りもできるそうです。
道具は一式レンタルできるので手ぶらでも安心ですね。(1時間1660円 レンタル装具やえさ代は別。)
1つだけ注意点を。滝の駐車場まではアクセスもしやすく入り口もわかりやすいのですが、滝壺の近くまでは階段となかなかの急坂を上り下りする必要があります。小さい子やお年寄りの方はもちろん、滝の飛沫で滑るところもあるので足腰に自信のある方も十分注意してください。
海沿いへ出て「恋人岬」へ
先ほどの浄蓮の滝から約50分。恋人岬の駐車場に到着。
恋人岬は伊豆以外にも和歌山、新潟にもありますが、私がそれを知ったのは和歌山旅行の時が初めてで複数あることは知りませんでした。
写真は駐車場から展望台までの道から撮ったものです。
片道15分前後かかります。
途中、遊歩道の記念塔があり晴れていれば富士山を望むことができるのですが、あいにくこの日は雲がかかってしまい全体は見られませんでした。
歩いて10分前後すると、急に開けたところに出ます。
ボードウォークと呼ばれていて、ここから手をつないで最後まで歩いていくのがおすすめらしいです。ここまできれいなロケーションなら少しわかる気がします。
展望デッキに着きました。ここからは駿河湾や富士山を一望することができます。
ちょっと見づらいですが正面が「愛の鐘」。
二人で鐘を3回鳴らすと愛が成就するといわれています。
ここはもしかしたら、日中よりも夕陽がみられる時間帯の方がきれいかもしれませんね。
余談です。この日はここの駐車場が混雑していて中に入るのが苦労した割には人が少なかったのですが、その人たちの目的はここではありませんでした。
恋人岬のテラスハウスでは、市場には出回らないと有名な「白びわ」が販売されていてそちらが目当てでした。収穫時期が5月下旬から1,2週間ほどなのでタイミングがあった方は検討するのもいいかもしれませんね。
西伊豆随一の奇岩 「馬ロック」の黄金崎
恋人岬から約10分。黄金崎公園に到着。
写真は「馬ロック」とも呼ばれている奇岩で、馬が水を飲んでいるように見えることからその名前が付きました。
この岬全体が、黄金崎公園となっていて「黄金崎のプロピライト」の名称で県の天然記念物になっています。
岩の色が他と違うのは、温泉や地熱の影響を受けたからだそうです。
写真の右側の歩道は、先端までつながっているので頑張って歩きます。
ここでもきれいな海を見ることができます。
ちなみにこの公園の駐車場までの道には根合駐車場があり、そちらの方では海水浴やダイビングも楽しめるみたいです。
写真では砂浜っぽく見えるかもしれませんが、砂は少なく、岩や小石が多くどちらかと言えば磯に近いかもしれません。
堂ヶ島公園のトンボロと天窓洞
先ほどの黄金崎公園から車で15分。
歩いて5分で堂ヶ島のトンボロに着きます。
三四郎島のトンボロとも呼ばれています。
トンボロ現象は、普段は海に隔たれているところに干潮時は道が現れてつながる事を言います。
日本だと、一番有名なのは香川県の小豆島でしょうか。
あいにく、この日の前後3日間は潮の関係でつながらないことがわかり残念。
車で少し移動して、堂ヶ島公園へ。
公園内を散策し展望台へ行くと、先ほどのトンボロの様子が遠目で見られます。
近くで見たときには道は見えませんが、角度を変えると干潮時の様子が想像できますね。
公園内には突如、地面が空洞になっているところがあります。
これが「天窓洞」です。
写真の上の方が遊歩道で、これまで歩いてきた道の下に洞窟があるのは不思議な感じがします。
この洞窟は、公園内にある遊覧船クルーズ(1500円)で中を探検することもできます。
船からこの洞窟の近くに来ると、天井が開けているので光が降り注ぐように見えるようです。
「青の洞窟」での呼び方の方がピンとくる方も多いかもしれません。
この日は団体客が多く乗船はできませんでしたが、天候や波に恵まれたときには下からの景色も見てみたいです。
雲見海岸を経由し伊豆最南端 石廊崎へ
堂ヶ島から海岸線を20分。雲見海岸に到着。
写真は烏帽子山にある雲見神社の参道から撮ったもの。
山頂までは段差がきつく断念。
午前中の体力のあるうちに来ればよかったかもしれません。
正面に見える夫婦岩には以前、鳥居があったのですが朽ちてしまったのか現在はありません。
雲にかかっていますがうっすらと富士山も見えます。
雲見海岸は過去に来たことがあるのですが、晴れているときの景色は素晴らしいです。
この海岸でもダイビングができます。
写真だと左側の船がそうですね。
正面の岩の隙間のクレバスを潜ることができ、底の方は大きな洞窟になっているそうです。
雲見海岸から約40分で「石廊崎(いろうざき)オーシャンパーク」へ。
駐車料金がかかるので注意(700円)。
駐車場近くには軽食やおみやげ屋もあるので利用するのもいいかもしれません。
食事は14時には終了なのでそこは注意。
伊豆半島の最南端。石廊崎のさらに先端に到着。
先端に立てば見える範囲すべてが海!という断崖に位置しています。
この日は湿度も少なくまた、雲も高い位置だったので伊豆七島も見ることができました。
写真だとうっすら白くなっているのがそうです。
石廊崎は、海底火山が吹き出た後にできる溶岩流がほとんどを占めているそうです。
黒くごつごつした岩が多いのはそのためです。
その地形を利用してこの「石室神社」は作られています。
岩に飲み込まれるように社殿があり、横から見ると断崖絶壁の上に立っているのがわかります。断崖の先端には熊野神社もありますが、1つの神社として扱われる子ことが多いようです。
石廊崎にも岬めぐりができる遊覧船が運航しています。
時間は約25分。1600円で利用でき、天候によってはルートの変更もあるようです。
伊豆三大美浜の1つ 弓ヶ浜と町営の温泉でリラックス
石廊崎からは約20分。弓ヶ浜へ到着。
ここまで移動続きで限界が近かったので、ここで休憩と次の日のプランを練りました。
弓ヶ浜は、文字通り海岸線が弓がしなるように弧を描いています。
遠浅で波もとても穏やか。長さは1.2kmあるそうです。
波が穏やかな影響があるのでしょうか。水はとても澄んでいて、この時期にもかかわらず海水浴を楽しんでいる方も見られました。
砂浜もゴミが見られず、シーズンにはたくさんの海水浴客が来るほどの人気スポットのでもあるのですが、それを感じさせないのは地元の方の努力があるからなのだと思います。
また、この砂浜はウミガメが産卵にも来ることもあるほど綺麗でもあるので、遊びに来た時には最低限のマナーやルールは守りながら楽しみたいところですね。
写真はないのですが、私がお世話になった温泉を紹介します。
この、みなと湯さんは弓ヶ浜から歩いて5分ほどのところにあります。
泉質はナトリウム泉でかなり塩味が強く、お湯も結構な熱さがあります。
体感だと43°C以上でしょうか。
この日は疲れがたまっていたのでかえって良かったのですが、苦手な人は注意が必要かもしれません。
ここまで見ていただきありがとうございました。
1日目はここで終了です。
2日目は下田から始まり、最後は修善寺温泉までのルートをお伝えします。