だんだんと気温が低くなってきました。
この時期の観光と言えばまず、紅葉が浮かびます。
ここでは日光の紅葉スポットから見頃、混雑状況、そして個人的には最も重要だと思う「いろは坂」などの渋滞回避のルートについて紹介します。
Contents
アクセス方法と例年の見頃
アクセス方法
東京からのアクセス方法は東北自動車道から日光宇都宮道路へ。
清滝ICで一般道と合流。
その先がいろは坂になります。
例年の見頃は10月中旬から11月上旬頃
日光の紅葉スポットはいろは坂をはじめ、高低差があります。
そのため気温差があり、比較的長い期間紅葉を楽しむことができます。
あくまで例年の平均的な見頃の目安になります。
実際に行かれる際には、公式のライブカメラやホームページなどで前もって情報を集めておきましょう。
紅葉スポットの紹介
日光には数多くの紅葉スポットがあります。
いろは坂、龍頭の滝、中禅寺湖などはとくに有名でしょうか。
いろは坂は走行しながらの紅葉狩りになるので今回は割愛します。
中禅寺湖
まずは中禅寺湖。
中禅寺湖は、いろは坂を登り切った後の信号を左折すると見えてきます。
中禅寺湖の標高は1200m以上で日本でも屈指の高さにあります。
遊覧船のクルージングもあり、おすすめは中禅寺湖を一周コース。(1680円)
もし中禅寺湖を一望したいなら、中禅寺湖スカイラインを走り半月山第一駐車場からの景色がおすすめ。
道は少し狭いので注意。
紅葉の時期ではありませんが、展望台の景色になります。
参考にしてください。
華厳の滝
次は華厳の滝になります。
早朝に天気が良く、少し風があれば虹がかかった様子が見られるかもしれません。
華厳の滝は観瀑台まで降りられるエレベーター(570円)もあるので、近くで水しぶきを浴びたい方は見てみてもいいかもしれません。
アクセスはいろは坂を登り切り信号を右折。
中禅寺湖は隣になります。
華厳の滝駐車場からが一番近いでしょう。
龍頭ノ滝
龍頭ノ滝(りゅうずのたき)は華厳の滝から中禅寺湖沿いを約10分ほど走ると到着します。
滝壺付近で二つに割れていることからこの名前が付きました。
高さ約200m以上を勢いよく流れ落ち、滝に沿って歩道が整備されています。
水量も多く音も結構するので迫力がありました。
歩道の頂上、橋の上からは流れ落ちる滝と一緒に中禅寺湖が見られます。
個人的にはここからの景色が1番好きです。
滝の近くに茶屋がありそこから滝が二つに分かれているのがみられるのですが、茶屋の駐車場は台数が少ないのでシーズンに臨時で開ける駐車場の利用をお勧めします。
戦場ヶ原
龍頭ノ滝から北へ約5分での戦場ヶ原は他のスポットよりも早く紅葉シーズンが訪れます。
9月下旬から10月上旬には、草紅葉が黄色に染まった様子を見られるそうです。
戦場ヶ原には2時間ほどで湿原をぐるっと回れるハイキングコースもあります。
戦場ヶ原展望台の近くには駐車場があり、食事処とお土産屋が一緒になったレストハウスもあります。
日光には駐車場併設の休憩所は多くないので、おすすめの休憩ポイントです。
湯滝
湯滝は戦場ヶ原からさらに北へ約5分。
有料の駐車場から歩いてすぐです。(500円)
駐車場にはトイレ、売店なども併設されています。
高さ約70m。
華厳の滝、龍頭ノ滝と合わせてこの湯滝は奥日光3名瀑の1つとされています。
先ほどの写真は滝壺の観瀑台から、こちらは滝の横の遊歩道をのぼって上から湯滝を覗くことができます。
遊歩道は段差がなかなか急で結構疲れました。
頂上から日光の湯ノ湖が見えます。
ここまでくると少し硫黄のにおいがします。
この湯ノ湖から流れ落ちた水が湯滝となり、戦場ヶ原を通り龍頭ノ滝を下って中禅寺湖へ流れ着き最後は華厳の滝となって落ちていきます。
奥日光だけでも結構な高低差があることがわかります。
渋滞回避方法を紹介
ここからは具体的な渋滞回避方法を紹介していきます。
初めての方はもちろん、1度ひどい渋滞にはまってしまい2度とごめんだ!なんて思っている方も参考にしていただければ幸いです。
いろは坂を最優先で抜ける
まずはなんといってもいろは坂。
2021年10月30日の6:30の写真です。
もうこの時点で渋滞が発生しています。
平均速度は20キロ前後で進んでいますのでそれほどひどいものではありませんが、例年通りであれば上りは日中ずっと渋滞していて、3時間もかかったケースもあるそうです。
いろは坂は明智平駐車場の紅葉が名所の一つですが、シーズン中は立ち寄らない方がいいでしょう。目標は7時までにいろは坂を通過することです。
龍頭ノ滝は7時半までには駐車場へ
龍頭ノ滝を観光する際はこの時間までには車を停めておきたいです。
理由の1つに上りからだと臨時駐車場に気づきづらい事があります。
上りから龍頭ノ滝の茶屋駐車場は対向車線正面に見え、臨時駐車場はその先のカーブの途中左側に入り口があります。
走行している台数がまだ少ない場合にはまだいいのですが、茶屋駐車場が満車の時には対向車側の駐車場に入れるために片側1車線が渋滞します。
臨時駐車場の存在を知らない方はそこで待機しますし、その列が長くなれば対向車側から列をかわすのは大変になります。
こうなってしまうとその先の戦場ヶ原や湯滝が目的の方も、全て渋滞に巻き込まれる形になります。
できれば7時前後、遅くとも7時半までには駐車場につける、もしくは通過してしまう事が必要です。
具体的なルートを2つ案内
さて、ここまでの私が考える渋滞回避方法をお伝えしてきました。
ここからは私が実際に渋滞回避に使っている観光ルートを紹介します。
ほぼ毎年紅葉の日光には来ていますが、このルートでひどい渋滞に巻き込まれたことはありません。
とは言え、毎年状況は変わってくるので参考程度にとどめておいていただけたら幸いです。
共通ルート 龍頭ノ滝→戦場ヶ原→湯滝
2つのルートで共通しているのはこの3つのポイント。
具体的な時間は以下の通り。
7:00 龍頭ノ滝観光
↓
7:50 戦場ヶ原到着、観光
↓
8:30 湯滝到着、観光
1 湯元方面へ
このルートは、いろは坂側へは戻らず群馬県側に抜けるものです。
2021年に実際につかったルートになります。
中禅寺湖、華厳の滝は2つ目で案内します。
日光湯元
湯滝から約5分。
湯ノ湖と湯元を散策しました。
湯ノ湖周辺はレストハウス、ビジターセンターなど施設が充実しています。
どちらもオープンは9時。
少し早いかちょうどいい時間に到着するのではないでしょうか。
この日はビジターセンターでカップラーメンをいただきました。
他にもパンやコーヒーなども置いてありましたし、レストハウスの方ならばもっとしっかりと食事ができるでしょう。
湯元の温泉の源泉を見学できるところもあります。
硫黄のにおいが最も強いところですね。
観光地化されていないのがかえって新鮮で、なおかつ混雑していないのは嬉しいです。
全体的にぬかるんでいるのは至る所から温泉が湧き出ているから。
場所によって温度はまちまちですので、触れる際は慎重に。
※日光白根山と金精峠
日光湯元からは金精峠(こんせいとうげ)にむかって走っていきます。
個人的にはいろは坂よりもこちらの方が紅葉を楽しめました。
いろは坂の方は走りながらというより、坂自体を俯瞰で見た方がきれいだと思います。
約25分ほどで丸沼高原スキー場の駐車場へ到着。
そこからロープウェイで15分(往復2500円)。
日光白根山山頂駅からは標高約2000mからの景色が見られます。
※私自身は時間の関係で行かなかったのですが、この後紹介するポイントよりも魅力感じたならばこちらを優先するのもいいでしょう。
吹割の滝
ロープウェイ駐車場からは約30分。
日光湯元からは約55分で吹割の滝(ふきわれのたき)に到着します。
東洋のナイアガラとも呼ばれ、川の岩盤が大きく割れた所が滝となって現れます。周辺には駐車場も多くアクセスには困らないでしょう。
赤城山
吹割の滝から約40分、赤城神社に到着。
ここまでの道は上りがきつい上カーブが多く、運転が不慣れな方は注意が必要かもしれません。
赤城神社の周辺にはスキー場があるほど、平地とは気温差があります。
体感で10℃前後でしょうか。
日光では紅葉を見られなかった場合でもこちらで見られる可能性もありますし、もちろん逆もありますが交通量はこちらの方が少なかったので時間に慎重にならなくてもよい点は大きいです。
私の場合はこの時点で午後1時。
早朝からの行動になれていない方は、帰りの渋滞に巻き込まれる前に帰路についた方がいいでしょう。
2 東照宮方面へ
こちらは、来た道を戻りいろは坂を下るルートになります。
早めの帰宅をしたい方や長距離の運転になれていない方はこちらの方がおすすめです。
中禅寺湖と華厳の滝
湯滝からは約15分ほどで華厳の滝、もしくは中禅寺湖の駐車場へ戻れます。
先ほども紹介した通り、2つはとても近いところにあるので散策をしながらゆっくり見て回ることができますし駐車場に車を停めなおす必要はないでしょう。
クルージングなどでも変わってきそうですが、滞在時間は1,2時間といったところでしょうか。
日光東照宮
華厳の滝からはいろは坂を下り約2,30分で到着します。
午前中であればいろは坂下りが混雑することは少ないと思います。
例年の紅葉の時期の下りは午後3時前後から混雑し、通過には1時間ほどかかることもあるそうです。
混雑も予想されますが駐車場の数も多く、もしかしたら結構な距離を歩くことになるかもしれませんが停められないことはないと思います。
混雑のピークは11時頃から14時頃なのでそれまでにはいろは坂は下っておきたいところです。
10月中旬ごろからは例年ライトアップも行われていますが、1度車を出してしまえば再駐車は難しく3,4時間とどまる必要も出てきますので、もしご覧になりたい方はプランの見直し、もしくは公共交通機関を使うべきでしょう。
さいごに
最後に2つだけお伝えします。
旅行や観光地になれている方は当たり前のことかもしれませんが、改めて紹介します。
天気予報は必ず見る
基本ですが改めて。
上で紹介した華厳の滝と同じ場所で違う日に撮影した写真です。
日光の平地で雨が降っている場合は山の方では雲になっている可能性が高く、まず満足に観光することはできません。
出発前の天気予報と合わせて気温差もあるのでそちらもチェックしましょう。
平日に行くことも計画の1つ
正直、私が紹介したプランは日の出前には家を出る必要があり旅行、運転になれていない方には難しいでしょう。
そこで思い切って有休などを使い出来るだけ平日に行くというのが現実的だと思います。
間違いなく土日よりは空いているでしょうし時間に追われることも少なく、ゆとりをもった観光を楽しめるのではないでしょうか。
以上になりますがいかがだったでしょうか?
日光は関東でも有数の観光地ですので、後悔をしないためにも混雑対策は万全にしたいものです。
この記事が参考になれば嬉しく思います。
このブログでは日帰り、車中泊のひとり旅を中心に紹介しています。
ほかの記事でもお付き合いいただければ幸いです。