今回は夏に続いて、この秋も立山黒部のアルペンルートへ行ってきました。
今年最後の観光放水と黒部ダム周辺の紅葉、雪が降り始めた立山連峰など季節が違ってもたくさんの魅力があったので紹介していきます。
人類の技術の結晶である黒部ダムと、自然の神秘的な絶景を一緒に楽しみたい方におすすめです。
東京からの日帰りなので実際に参考になるかはわかりませんが最後まで見ていただければ幸いです。
はじめに
このルートは東京にある自宅から車での日帰り旅行になります。
早朝?深夜?の2:30には家を出発し長野県側からの黒部ダムの玄関口、扇沢駐車場の始発7:30のバスを目指します。
繰り返しになりますがあまりお勧めのプランではなく、できれば複数人で運転が代われる方と一緒に出発した方がよさそうです。
2:00に起床。前日の身支度を再確認し出発
日付は10月14日土曜日。
今回は長距離移動なので2人で運転を代わりながら目的地を目指していきます。
起床と同時に身支度を整え荷物の確認をします。
前日には用意はしてありましたが日が変われば気温や天候も違ってくるので再確認。
幸い前日との天候に変わりがなく、曇り予想はあるものの午前中は晴れのようなので荷物の変更はなし。
東京との気温差に加え、北部で高地にある立山連峰なので荷物は少し多めに。
日焼け止め、ニット帽、ネックウォーマー、サングラス、上下インナーを今回は用意。
現地に到着して車から離れる時にもう一度検討します。
家を出てから約1時間ほど、談合坂SAに到着。
今回は中央道経由で長野道へ向かっていきます。
深夜にもかかわらず結構な車で駐車場は埋まっていました。
トラックだけでなく乗用車の数が多く見られますが、皆さんもこれからどこかへ旅行に行かれるのでしょうか?
双葉SAで軽めの朝食を
時刻は4:40。
双葉SAで大判きつねうどんの朝食。
深夜の静かなSAで食事をするの、結構好きなんです。
SA全体に言えることかもしれませんが世間とは少しだけ隔離されている感が、旅行の気分をさらに特別なものにしてくれています。
他にもお客さんはいましたが深夜ということもあり団体さんはもちろん、2人でいる人もほとんど見られませんし会話の際も小声で話してくれるのはありがたいです。
扇沢駐車場に到着
大町市にある扇沢駐車場に到着。
時刻は7:00。
安曇野ICで一般道へ降り、そこから約1時間かかります。
こちらに到着する前に、帰りの事を考えガソリンの補充をしておきます。
帰宅ラッシュの渋滞中に給油の事を考えながら走るのは少し辛いですからね。
また、バスに乗る前にコンビニ等で軽く食事をとれるものを買っておくことを非常にお勧めします。
ダム、立山のテラスなどにはレストランもありますが前回も今回も混雑しており立ち寄ることはありませんでした。
軽食は摂れなくはありませんが、結構な距離を歩くことになるのでいつでも食べられる携帯食があればいざというときには安心できます。
今回は500mlのペットボトル、菓子パン、せんべい、カロリーメイトなどをコンビニで購入。
安曇野からバス停までにコンビニは複数ありますし、最後のコンビニにはダムまでの最後のコンビニと自ら宣伝しているので見逃すことは少ないでしょう。
この日は気温が低く、結局準備した防寒具は全て着ていくことに。
山頂で暑くなったら脱げるように小さめのバッグに軽食なども詰めて持っていきます。
大荷物にならないよう、しかし最低限の防寒はできるようにここで最終の判断をしましょう。
扇沢には無料駐車場があり、今回はそちらを利用。
始発の時点で9割ほどは埋まっていましたが、有料の方は結構空きが残っていました。
有料駐車場の手前に無料駐車場はあるので1度空きを確認してからの方がよさそうです。
料金は1日1000円。
「電気バス」に乗り今年最後の観光放水へ
ここからは一般車両では進むことができません。
「電気バス」に乗り換え、トンネル内を進み黒部ダムを目指していきます。
時刻は7:15。始発のバスに間に合いました。
この時期は観光客が特に多く、始発が通常より1時間ほど早いですがそれでも結構な混雑具合。
30分ごとにバスが出るので始発の列に並べたのは幸いです。
客層は様々。
きちんとした雪山登山の格好の方、カジュアルだけど防寒対策はしっかりしている方、はたまた大学生でしょうか、パーカーと7分丈のズボンの4,5人の集まりなど。
こちらのバスは黒部ダムまでの往復で3,200円。
立山の山頂付近まではまた別料金ですが、後からチケットを追加してもトータルの料金は変わらないので、悩んでいる方はまずは黒部ダム分までの購入をお勧めします。
詳しい料金や所要時間などは黒部ダムHPで確認しておいた方がいいでしょう。
夏とは違う魅力の観光放水と山模様
バスから降りた後は展望テラスまでの階段を結構きついですが登っていきます。
足腰に不安のある方以外は絶対に登ることをお勧めします。
ダムの全体像を俯瞰で見られるうえ、下からでは見えづらい山脈もより間近で見ることができるからです。
山頂付近にはもうすでに雪が降っているのがわかります。
初冠雪の観測は標高はかなり違うものの、天気次第ですが富士山とほぼ同時期だそう。
ダム付近はまだそこまでの紅葉ではありませんが、標高が上がるにつれて黄色が増しています。
ダム周辺は高低差があるので、長い期間紅葉を楽しむことができるのもいいですね。
レインボーテラスからは最も近くで放水を見ることができます。
夏よりも水のまとまりが少ないように感じますが湿度の影響でしょうかね?
この日は今年の観光放水最終日の前日。
翌日は雨の予報でしたので実質、放水の鑑賞日としては最後のチャンスでした。
夏に来た時とは太陽の傾きが違い、早朝も帰りの昼過ぎでも虹は見られませんでした。
ちなみに夏の写真。
ここからでも、放水の真上からでも虹が見られます。
ダムのえん堤から展望テラスとそこからの通路はこんな感じ。
結構ハードに見えるかもしれませんが、下りだけであればそこまで苦労はしないと思います。
写真左下の暗く少し空洞のようになっているところには、これまでのダムの歴史がわかる資料館のような作りになっていて、「黒部の太陽」の撮影時の様子も少しわかるようになっています。
この日は水位の関係で「遊覧船ガルべ」は運休。
運行時はダム湖の周りを30分ほどかけてひとまわりします。
写真は夏の時のものです。
黒部ダムは、ゆっくり見て回れば滞在時間は1時間ほど。
レストハウスや特設会場の資料館などでまた時間は変わってくると思いますので1つの目安になれば。
この後は8:50のケーブルカーに乗り換えてだんだんと高い所を目指します。
ここまで見ていただきありがとうございます。
次の記事では様々な乗り物で終点である室堂へと向かっていく様子をお伝えしていきますのでそちらも見ていただければ幸いです。
夏の時の様子はこちら↓
記事ができました↓