一週間車中泊旅行、山口編の午後になります。
日本最大級のカルスト台地の秋吉台、その石灰石が溶け出したことで出来た秋吉洞を観光しました。
他の鍾乳洞とは一味違い大迫力の秋芳洞。そこまでのアクセス方法、おすすめのお土産ポイントや、みどころなどを実際に回ったルートを写真を使いながら紹介していきますので、ぜひ見ていってください。
Contents
正午過ぎに錦帯橋を出発。14:30に駐車場に到着!
前回の記事の錦帯橋駐車場から、約1時間半。
今回は秋芳洞第2駐車場を利用しました。
アクセス方法
小郡萩道路の「秋吉台IC」から、車で5分ほど。
駐車料金は500円でした。
秋芳洞商店街を抜け鍾乳洞へ
駐車場からは歩いて10分ほどで、鍾乳洞の入り口まで行けます。
商店街もあり、お土産や休憩などはこちらで取るのもいいでしょう。
私はこちらで、大判焼きをいただきました。(200円)
色んな呼び方がありますが、こちらだとこの呼び方が主流なんでしょうか?
ここでも100種類を超えるアイスクリーム屋がありました。
山口では一般的な物なんですかね。
入場口でルートの確認と入場券を購入
秋芳洞の入場料金は1300円。
営業時間は開始が8:30。終了は季節によって17:30と18:30と変わってくるので、行かれる際は一度確認しておいた方がよさそうです。
一般的な観光ルートだと大体1kmで40分ほどの時間がかかるみたいです。
私は後で紹介しますが、エレベーターで秋吉台も少し見て回ったので全体で1時間半ほど。
駐車場までの往復を入れれば2時間といったところでしょうか。
入り口に到着。
まず驚いたのは入り口の大きさです。
これまで多摩の日原鍾乳洞や岩手の龍泉洞など、いくつか鍾乳洞は観光したことはありましたがここまでの大きさなのは初めてです。
ちなみにこちらが、夏に行った日原鍾乳洞の入り口。だいぶ違いますね。
横にも縦にも広く、頭をぶつけることはなさそうですね。
壁はかなり白くほとんどが石灰石だそうです。
いざ洞窟探検へ!
洞窟内は少し涼しく、1年を通して17,8℃と安定しているそうです。
歩道は濡れているものの歩きやすく上下移動も少ないので安心して見学できます。
ただ、照明などで照らされていますが歩いてくる人などは少し見えづらいこともあるので、周りに見とれながら歩くのは危ないです。
入り口からは約10分。
秋芳洞でおそらく1番有名なところにやってきました。
「百枚皿」です。テレビやネットなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか?
皿の内側には水がたまっていて、中腹から流れた水が波立ったところに石灰の濃い部分が沈み、ふちの部分だけが長い時間をかけて固まってできたそうです。
ちなみに百枚皿と名前がついていますが、実際は500以上あります。
秋芳洞内は無数の鍾乳石が見られますが、他の鍾乳洞よりも相当大きいものばかりです。
照明が下から照らされていて観察しやすいのはありがたいです。
この大黒柱は、上から石灰分がつららみたいに固まってできる「鍾乳石」と、下に落ちた水滴がタケノコみたいに固まってできた「石筍」がつながって、1本の柱になったものです。
長さもそうですが太さも異常。
とても鍾乳石で出来たとは考えにくいものです。
が、この後にもっと驚きがありました。
それがこちらの「黄金柱」です。
高さはなんと15mもあります。
右側に人影があるのでその規模が少しでも伝わればいいのですが。
天井の隙間からの地下水によってできたもので、表面には細かい模様が何かの装飾品のようになっているのは圧巻です。
模様で言えばこちらの「クラゲの滝のぼり」も見事です。
クラゲが天井に向かって滝を登るような姿からこの名前がつきました。
ここは岩壁から染み出した水によってできたものだそうですが、自然に出来たものとはいえ少し不気味な位、不思議な光景です。
この「五月雨御殿」は他よりも多く地下水が落ちてくるため、少し違った光景になっています。
天井付近が広いのはよく見られた光景だったのですが、ここでは足元よりさらに下の方に深い穴を覗くことができます。
大雨になると天井からの地下水が降ってくることがあるそうですが、そのためのカバーがされているのがわかります。
こちらは「巌窟王」。
黄金柱の先の狭い通路の先にあります。
巌窟王はすべて、天井からの石灰水が下に落ち結晶になってできた石筍で出来ています。
真上にあるツララのような鍾乳石から水が落ちてきて、だんだんと大きくなっていったんだそうです。
巌窟王に比べて鍾乳石の方が小さいのは、途中で重くなりすぎて折れてしまったからなんですかね?
この他にも細かいところを上げたらきりがないほど、不思議で神秘的な光景を見る事ができました。
ここで暗くなる前に、秋吉台の方も見てみることに。
日本最大級のカルスト台地を一望
エレベーターで秋吉台まで登っていくのですが、黄金柱の手前に分岐がありますので右へ行きます。
エレベーターは結構年季が入った感じ。
こっちの方が探検や冒険感が出るのは私だけでしょうか?
エレベーターで一気に80mを上がっていきます。
ちょっとだけ耳が痛くなりました。
カルスト台地の展望台までは10分ほど。
けっこう坂道が続きますが気合い入れていきます。
ちなみに入場券があれば無料で再入場ができますので安心してください。
展望台に到着。
車であればこちらにも駐車場があるので、洞窟探索の後でもいいかもしれません。
軽食店などもあるので、ここでランチなんかしたら最高でしょうね。
展望台からは人の体と同じくらいの石灰石がそこら中にごろごろしているのを見られます。
ここ一帯は一つの石灰石の山ともいえるので、どんどん溶け出して巨大な洞窟になっていったんですね。
この日は時間の都合で乗れませんでしたが、レンタサイクルもあります。
ちょっと勾配のある道ですが、遮るものがほとんどないので楽しそうです。
さて、洞窟内に戻ってきました。
帰り際、入り口近くの冒険コースにチャレンジします。
料金は300円。
受付の方はいませんが料金箱に入れ、懐中電灯をもって入っていきます。
写真だとわかり辛いですが、結構狭いところも多いです。
これまであまりにも広い所を散策できていたものですから、ここで改めて鍾乳洞の中なのだと再認識しました。
屈んで通る所がほとんどないことの方が異常なんですよね。
距離は短めでしたが、梯子を登ったり狭い隙間をすり抜けたりと結構面白いものでした。
個人的には下りが一番気を使いました。
けっこう滑るのと、階段状になっているところが少なく引っかかりがないのが地味にきついです。
このコースをやるなら靴はきちんと選ぶべきでしたね。
秋吉台カルストロードをドライブ
時刻は16:30。
洞窟探索を終え、日が暮れる前に少しドライブをすることに。
秋芳洞第2駐車場から左折し道なりに進むと、秋吉台カルストロードに入れます。
先ほどの展望台の横を抜け、しばらく進むと長者ヶ森駐車場に着きます。
ここでは一面のススキを見るだけでなく、間を歩くことができます。
秋にしては少し暑い日だったので風も心地よく、もっとゆっくりしていたい気持ちもありましたが日没が近いため車に戻ります。
時間が許せば、こちらにも寄ってみることをお勧めします。
アクセス
秋芳洞第2駐車場からは10分ほど。
約6km走らせれば着きます。
1日の疲れを流しに 於福温泉へ
錦帯橋、秋芳洞と1日で結構歩き回ったので、高速で九州に入る前に温泉で汗を流すことに。
温泉や、日帰り風呂はこの旅の楽しみの一つでもあります。
今日、お世話になったのは「於福温泉」。
入浴料は500円。源泉かけ流しで露天風呂もあります。
こちらはレジ横で販売していたずんだ団子。
夕食前で小腹が空いていたので頂きましたが、柔らかく豆の味もしっかりしていておいしかったです。
アクセス
中国自動車道 王司PAで夕食
於福温泉から約1時間。
時刻は19:30。
中国自動車道で給油と食事を兼ねて王司PAに立ち寄り。
夕食は豚バラ定食。980円。
高速道路が移動メインの旅なので、食事を食べ損ねるってことが基本的に少ないってのがメリットの一つです。
この後は、前日の睡眠時間の短さや、翌日の長崎の目的地までは距離があるので眠くなるタイミングまで車を走らせます。
本日の終点、壇ノ浦PA
約40分後、到着したのは壇ノ浦PA。
本州側では最後のPAともいえるかもしれません。
橋の向こう側は九州。
関門海峡が一望できるPAで向こう側には門司港が見えます。
思ったより早く眠気が来たので今日はここまで。
ここまで見ていただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか?
次回はここから長崎まで一気に飛び、雨のハウステンボスで男ひとり観光をします。
長距離ひとり旅でテンションがおかしくなった男は、果たして大荒れのハウステンボスでも楽しむことができたのか?
良ければ次回もお付き合いいただければ幸いです。