九州車中泊一人旅4日目の最終編は夕暮れの青島神宮を観光。
鬼の洗濯岩や参道が海に挟まれた美しい景色と南国で見られるヤシで有名な神社です。
近くにある亜熱帯植物園も一緒に見て回りました。
見どころや駐車場などのアクセス方法を、実際に使った旅行ルートで紹介していきます!
Contents
青島神宮について
宮崎県宮崎市青島にある神社。
主祭神はアマツヒダカヒコホホデミノミコト。
トヨタマヒメノミコト。
シオヅツノオオカミ。
ご利益は縁結び、安産、航海、交通安全。
周囲の長さ1.5kmの青島全体が境内となっており、社は島の中央部に鎮座しています。
島全体が熱帯、亜熱帯の植物の群生地として国の特別天然記念物に指定され「鬼の洗濯岩」などの奇岩も同じく指定されています。
アクセス方法と参拝時間
所在地 〒889-2162 宮崎県宮崎市青島2丁目12
駐車場から参道までは5分ほど。
・宮崎ICから国道220号を日南方面へ 約13km 約15分。
所要時間は、後述する植物園を合わせて1時間ほどです。
鵜戸神宮から日が暮れる前に青島神宮へ
ここからは実際に私が回ったルートで紹介していきます。
鵜戸神宮を15:30に出発。
日が傾いてきたので急いで青島神宮へ向かいます。
鵜戸神宮を観光した様子はこちら↓
海岸線を車で走ること23km。
約30分で駐車場に到着。
私は気が付かず今回、有料駐車場の方を利用。
マップでは無料駐車場の方を紹介していますので参考にしてください。
夕暮れの参道を鬼の洗濯岩を見ながら歩く
駐車場から海の方に出ればすぐに参道です。
青島は陸続きではなく、橋で島まで上陸していきます。
橋を渡り切ると一気に砂の量が増えてきます。
鳥居の左側に拝殿。
右側に「鬼の洗濯岩」の奇岩があります。
先ほどまで走ってきた海岸線もここからならよく見えます。
海岸線は走っていて気持ちがよく目的地がなくても、もう一度走らせたいくらいです。
「鬼の洗濯岩」のところまでやってきました。
今は水位が高く全体像を見る事はできませんが、水の濡れていない列が等間隔に並んでいることから岩が傾いていることがわかるかもしれません。
もっと近くで見ると内側はさらに窪んでいます。
「鬼の洗濯岩」はこの青島を取り囲むように広がっている奇岩群で国の天然記念物。
遠くから見ると巨大な洗濯岩みたいに見えることが名前の由来だそうです。
大昔、海中で出来た岩が傾いた状態のまま隆起。
波によって柔らかい部分が取り除かれ、今の硬い層だけが積み重なるように残っています。
ホームページでは立派な岩の列がはっきり見えましたが、これでも十分面白く感じます。
和歌山にもありましたがこちらの方が規模は大きそうです。
南国の植物に囲まれた本殿に参拝
鳥居をくぐり左側には本殿へと続く道があります。
社務所の近くでもまだ砂のエリアは続きます。
本殿近くまでやってきました。
ここだけ切り取ったら日本の景色ではないと勘違いされそうですね。
両端の植物はヤシ。
青島に自生する植物の8割はヤシ科の植物。
春には開花するそうです。
青島の温暖な気候と雨量の多さで神域として保護されていた植物がそのまま残っています。
ヤシ科の群生地としては北半球で最北です。
写真の右側の道には「本宮」があります。
時間の都合で寄りませんでしたが、ジャングルのように植物に囲まれた場所に「本宮」はあり、パワースポットとしても有名なので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
本殿には鮮やかな朱色が使われていて、先ほどまでいた鵜戸神宮とよく似た色遣いになっています。
主祭神のトヨタマヒメノミコトが鵜戸神宮の神話に出てくることとやはり関係があるんでしょうか?
時刻は16:30。
西日に照らされた海を見ながら来た道を戻っていきます。
青島神宮は今回のような参拝コースなら時間もかからず、ブラっと立ち寄れるのも魅力のひとつです。
閉園間際の亜熱帯植物園に立ち寄り
こちらは駐車場から参道に行くまでの道にある「青島亜熱帯植物園」。
入園は無料。
園内にあるカフェではマンゴーのスムージーなど南国の気分を味わうこともできるので、休憩などにもオススメです。
今回は閉園まで20分ほどだったのでじっくりと見て回れなかったのですが、園内は11月でも色とりどりの植物がきれいに咲いています。
特に面白かったのは温室内。
普段ではまずお目にかかれない変わった植物がたくさんあり、トロピカルな雰囲気が感じられます。
温室内には中を俯瞰で見られるようにスロープが設置されていたり、植物を観察しやすくする工夫がされています。
この「タビビトノキ」はそのひとつ。
現在の視点はスロープを上がったところからなのですが、2階まで伸びている茎と巨大な葉っぱを間近に見る事ができます。
そして「マーライオン」。
シンガポール政府から許可され製作されました。
シンガポールとの交流の証のひとつで、エントランスの正門もシンガポール植物園を模したものになっているそうです。
ここで17:00。
閉園の時間です。
実は最初のプランでは青島に寄るつもりはなかったのですが、面白い奇岩や南国の植物など結構楽しむことができました。
急な予定の変更やトラブルにも対処しやすいのが、一人旅のいい所でもありますね。
おまけ 鵜戸神宮「運玉」で面白アクシデントの願い事
ここからはおまけです。
青島に来る前の鵜戸神宮で「運玉」にお願いした、面白アクシデントについて少しお話します。
事前に立てたプランがあまりにも順調だったので、鵜戸神宮で面白アクシデントの願い事を運玉に託しました。
この願いは結果的に10分後、2時間後、3時間後と即日に3つも叶いましたが、思っていたアクシデントとはちょっと違う感じになりましたので軽く紹介します。
その① サンメッセ日南の休業
この日は2023年11月8日水曜日。
本来のプランは鵜戸神宮の後、こちらの「サンメッセ日南」に立ち寄ることになっていました。
有名なのはモアイ像。
イースター島から正式な許可があってここに7体のモアイ像が設置されています。
夕焼けのモアイ像と海岸線で1枚写真を撮るつもりだったのですが・・・。
なんと定休日が「水曜日」。
九州旅行は1週間だったのですが、ピンポイントでこの曜日を引き当てました。
他の観光地は定休日がなかったので私の調べ忘れですが、まさか「運玉」のお願いから10分後に叶えてくれるとは思いませんでした。
ちなみに入り口には、「わナンバー」のレンタカーや宮崎外のナンバーのクルマが数台止まっていました。
私もその一人なのですが、他のドライバーと目があった時にお互い苦笑いしたのはいい思い出です。
その② 日帰り温泉の案内間違い
旅行の最後には必ず日帰り温泉に入ることを決めています。
これは日帰りでも車中泊でも同じです。
その際にはグーグルマップで所在地の確認。
ホームページも確認しイメージを沸かせ候補を絞ってから目的地に向かっています。
この日もいつも通り確認してから向かったのですが、なんとその温泉では日帰り風呂はもうやっていないとのこと。
ホームページを見せたところ自分たちで作ったものではなく業者にお願いした事。
自分たちで直せず、訂正にもお金がかかるという理由で数年放置されたままだった事など詳しく教えてくれました。
今は宿泊客専用で、偶然この日は宿泊客がいてお風呂の準備ができているという事で特別に入らせてもらうことができました。
お湯は柔らかく、少し日焼けした肌にも刺激が少なく気持ちのいいお風呂でした。
これまで結構な数の日帰り温泉には立ち寄ってきましたが、ホームページまで確認して失敗したのは初めてです。
まさかそれを九州で初体験することになるとは・・・。
その③ 夕食は車内でコンビニカレー
次の日の目的地は高千穂峡。
青島神宮から2時間以上かかる目的地だったので走りながら探せばいいや、と思って北上。
ナビに映る宮崎市街、延岡の渋滞情報が気になりバイパスからは離れませんでしたがこれが失敗。
延岡から先は日が暮れると道が見えないほど真っ暗。
飲食店どころかコンビニも見当たりませんでした。
1時間近く山道を走って、やっとファミリーマートを発見。
なんとか夕食にありつくことができました。
コンビニ夕食は何度かありましたが、もしかしたら夕食抜きになるんじゃないか?と本気で思ったのはこちらも初めてでした。
車内でも、コンビニでも、空腹時のカレーライスには非常に満足したことをここに追記しておきます。
4日目 まとめ
鹿児島県の仙巌園から始まり霧島神宮。
宮崎県は鵜戸神宮と青島神宮までを1日でまわりました。
走行距離は200km越え、走行時間は4時間越えでしたが一つ一つの観光地の距離がそこまで長くないため、運転に慣れている方ならこのルートでも問題ないと思います。
複数人なら運転も交代できるため尚更ですね。
ここまで見ていただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
5日目は高千穂峡。
そこから熊本に戻り阿蘇山と大観峰を紹介します。
次回もよろしくお願いします。