九州車中泊ひとり旅三日目その3です。
太宰府から熊本に入り、日本の重要文化財にもなっている熊本城を散策!
築城の名手、加藤清正が造り上げた熊本城の魅力を写真やルート、アクセス方法や見どころなどを実際に私が回った順番に合わせて紹介していきます。
ぜひ最後まで見ていってください。
Contents
熊本城とは?
熊本市にある加藤清正が約400年前に完成させ日本三大名城とも呼ばれています。
明治時代の「西南戦争」ではその舞台にもなりました。
2016年の熊本地震で被災し、多くの石垣や建築物などが崩落。
今も修復が進められています。
アクセス方法
熊本ICから57号線を経由し約10km。
時間は30分ほど。
今回利用した二の丸駐車場以外にもいくつか駐車場はあるのですが、入り口に一番近いのではないかと思います。
利用料金は2時間100円。 以降は1時間ごと100円。
太宰府から高速道路を経由し熊本城へ
太宰府観光を終え熊本城へ向かいます。
お昼時のラッシュに巻き込まれお店で食事をとることができなかったので、高速を走りながらめぼしいところを見つけます。
前回の太宰府こちら↓
寄ったのは九州縦貫自動車道の山川PA(下り)。
時刻は13:30。
山川ラーメンまかない飯セット 920円。
太宰府で一蘭を逃してからどうしても豚骨ラーメンを食べたくなりこちらで頂きました。
マヨチャーシューネギ高菜のまかない御飯と合わせて食べます。
この日は吉野ケ里遺跡、太宰府と歩き回っていたので塩っ気の濃いラーメンが沁みます。
デザートは大福屋山月の本気の大福クリーム入り。
200円。
ラーメンセットでは少し足りず頂きましたが、これもおいしいです。
こしあんの中の生クリームとそれを包む求肥がちょうどよい甘さで混ざり合っています。
二の丸駐車場から天守閣までは特別見学通路を
駐車場に到着したのは14:50。
入り口で入園券を購入し天守を目指して歩いていきます。
料金は800円。
この特別見学通路、天守までは入り口から300m以上、地上からは5m以上はあるでしょうか。
被害状況や復旧の様子、崩れてしまった石垣など間近に見る事ができます。
通路の途中には「くらがり通路」と呼ばれる地下通路があります。
この上には御殿がありますがこのようなつくりの城は初めて見ました。
昔はこちらから御殿に上がっていましたが残念ながらこの日、御殿内部には入ることができませんでした。
現在(2024年4月26日)も復旧中です。
天守閣広場に到着。
大天守、小天守を正面から見られるポイントはここになります。
地震からの復旧を最優先に進められていたのがこの天守閣。
2021年に復旧を終え現在は中に入れるようになっています。
城内の展示フロアを進み展望フロアへ
城内は熊本城の歴史や地震の被害や復旧の様子などをパネルや映像などを使って紹介しています。
小田原城はこちらと同じような歴史紹介の資料館的つくりでしたね。
仕方がないところですが姫路城や松本城のような城のつくりが残っているわけではなかったのは少し残念です。
ただ、各フロアの展示は模型を使って紹介していたりジオラマにプロジェクションマッピングを映した解説などがあったりと面白いものでした。
下の階からだんだんと時代が進んでいき理解しやすかったのも特徴です。
また、江戸時代の地震で火薬を保存していた蔵の瓦が3キロ以上とんで行ったなど面白い話もあります。
最上階にある天守閣の展望フロアは素晴らしい景色です。
熊本市街から阿蘇の山なみまで見渡すことができます。
展望フロアは6Fにありますがフロア自体も木材が多く使われていて気持ちがいいです。
展望フロアはオススメポイントのひとつです。頑張って足を運びましょう!
熊本城の見どころ紹介!
熊本城の魅力はなんといっても石垣にあると思っています。
まずはその高さ。
他の城ではなかなか見られない高さの上に建物が建てられています。
遠目で見ると石垣から相当はみ出しているのがわかります。
下は緩やかなカーブ、だんだんと傾斜がきつくなり最後はほぼ垂直に反り返っています。
通称「武者返し」とも呼ばれるこの石垣は、武士だけでなく忍者でさえ登れなかったことからその名前がついています。
上から見るとその高さに驚くはずです。
また、名城と呼ばれる理由が他にもあります。
西南戦争時は西郷軍1万3000が政府軍3500の守る熊本城に攻めてきましたが、圧倒的に数で有利な西郷軍が最後まで攻め落とせなかったほどの難攻不落っぷりを見せました。
結局、薩摩軍は全壊し「政府軍に負けたのではない。清正公に負けたのだ。」と言ったという逸話も残っています。
西南戦争は明治時代、国内最後の内戦。
近代兵器が戦国時代の城を落とせなかったのは面白い話ですよね。
他にも天守の近くにはイチョウの木があります。
幹回りが12m、高さは21m以上もある立派なものです。
加藤清正が自ら植えたとされていて、西南戦争時には燃え落ちてしまったが焼け残った根元から出た芽が成長してここまで大きくなったんだそう。
11月の写真ですが、黄色に染まる見頃を迎えるのは12月初旬ごろになります。
熊本城周辺でランチ・お土産なら「桜の小路」
熊本城でお土産・食事ならここ「桜の小路」がオススメ。
江戸時代の城下町を再現した町並みには20店以上が軒を連ねています。
和食から郷土料理、甘味処や郷土菓子など非常にバラエティーに富んでいます。
また、ここには観光案内所もあり近隣の名所やおすすめスポットなども紹介してくれます。
もう夕方の16時を過ぎようとしているのでここで熊本城観光は終了です。
全体の所要時間は1時間30分ほどかかるでしょうか。
熊本城をあとにし、本日のお風呂タイムへ
熊本城観光を終えて本日のお風呂を探します。
お世話になったのは「ばってんの湯」。
熊本城からは約20分。バイパス沿いにあります。
先ほどの観光案内所でいくつか日帰り風呂を紹介していただきこちらへやってきました。
入浴料は650円。
浴場は広く、種類も7つ以上はあります。
また、結構熱めですがサウナも完備されているのは嬉しいです。
個人的に最高だったのはコインランドリーの併設されているところでした。
車中泊旅で個人的に一番困るのは衣類関係。
観光地周辺であれば食事や車を停めておける所(高速道路のSA)などは何とかなりますが、身軽に行動するために大荷物は厳禁。
衣類はどうしたってかさばる上に、現地で調達という手もありますが数日分を用意するのは現実的ではありません。
今回の旅では用意したのは3日分。
初日着ている分と合わせて4日分だったのでタイミングも完璧です。
これまでは翌日の服が用意できないタイミングでビジネスホテルを利用してきましたが、今回はその必要はありませんでした。
夕飯は「はま寿司」へ。
実は地元でしか食べられないものが良かったのですが、飲食店の閉まる時間が想像以上に早く(平日なのも影響あり?)勝手知ったるお店へ。
知らない土地で食べたおかげかいつもより美味しくいただくことができました。
ここまで見ていただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか?
3日目は少し急ぎ足で3県3か所回りましたが、ゆっくり観光しながらうまく時間を使えたと満足しています。
これから熊本観光される方の参考になれば嬉しいです。
次回は鹿児島県、薩摩藩の大名・島津家の庭園、名勝「仙巌園」を観光した様子をお伝えします!