車中泊旅4日目の午後は宮崎県の名勝地、鵜戸神宮(うどじんぐう)へお参り。
岩に囲まれた本殿や、断崖に面した参道、亀石と運玉など神秘的で見どころがいっぱい。
宮崎県でも有数の観光地でもある鵜戸神宮。
駐車場やアクセス方法、ランチやご利益などを写真を使って紹介していきますので、最後まで見ていただければ幸いです。
Contents
鵜戸神宮とは?
宮崎県日南市にある神社で、主祭神はヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト。
創建2000年以上の歴史があり、宮崎県では戦後初の国の名勝に選ばれています。
本殿は突き出した岬の洞窟内に建っており、綺麗な赤塗りです。
参道は断崖に沿うように続いていてこちらにある数多くの建造物にも綺麗な赤塗りがされています。
天気が良ければ水平線まで見えるほどの絶景を楽しむこともできます。
パワースポットの「おちちいわ」や、亀石と運玉など訪れる参拝者の楽しみや願い事を叶えるための手段としても親しまれています。
アクセス方法
所在地 宮崎県日南市大字宮浦3232
東九州道 日南東郷ICから32km。
県道434号・ひむか神話街道/国道220号経由で約20分。
霧島神宮を出発!山之口SAでチキン南蛮定食のランチ
ここから私の当日のルートで紹介していきます。
霧島神宮の参拝を12:30頃に終え、高速道路に入ります。
前回の霧島神宮はこちら↓
そこから約1時間。
立ち寄ったのは山之口SA(下り)。
宮崎県のソウルフード、チキン南蛮定食でランチ。
1100円。
濃い味付けのたれと鶏肉がご飯と相性ピッタリ。
箸が進みます。
駐車場に到着!本殿に向かって断崖の参道を行きます!
鵜戸神宮の第二駐車場に到着。
時刻は14:50。
霧島神宮からは休憩もはさみつつ2時間ほどでしょうか。
鵜戸神宮近くの駐車場までの道はすれ違いが難しいところもありますので、走行の際は注意です。
最寄りの第一駐車場は11月時点で工事中でしたが2024年の5月現在、利用可能になっているそうです。
駐車場すぐの鳥居をくぐり本殿への参道を進んでいきます。
右側は断崖で遮るものがないため、この日のように天候が良ければ水平線まではっきりと見えるでしょう。
最初の門をくぐった先には楼門(ろうもん)が待ち構えています。
メディアなどでも見たことのある方は多いでしょうね。
この門は本殿前と並んで鵜戸神宮を象徴するものです。
神宮内では最も大きな建造物でしょうか。
門の中心にはウサギがかけられていますが、この鵜戸神宮はウサギとの縁が深い場所としても知られています。
本殿の近くでもその一端を見る事ができます。
千鳥橋から眼前には日向灘、そして奇岩を見る事ができますがここで記念撮影する人も多く見られます。
こちらの奇岩は人の手が加わっていないにもかかわらず、何か彫刻の様な人工物感があります。
岩というにはなめらかですし、上部の方は岩の痕跡がありますし不思議な光景です。
波と風だけの影響なら同じ条件の海沿いは多そうなものですが。
こういった奇岩は参道から断崖を望めるところならば、どこでも見られるほど分布しています。
参道を進みもう一つの橋、玉橋を渡るといよいよ本殿が見えてきます。
写真ですと左側の盛り上がっているところに本殿が鎮座しています。
パンフレットでも楼門とここがメインで使われていますね。
ついに目的地に到着!岩窟内の赤塗りの本殿!
ついに本殿に到着!
大きく削れた洞窟内に鎮座している社殿は立派です。
お参りはこちらですることになります。
鵜戸神宮の御利益は
- 縁結び: 夫婦和合や縁結びの御利益。
- 安産祈願:豊玉姫命がここで御子を産んだという逸話から、安産のご利益。
- 子宝: 子宝に恵まれるご利益。
とされています。
これは主祭神のほかに5柱の神様を祀っているからですね。
本殿は何度も修繕・改修がされており平成に入ってからも改修が行われています。
洞窟内では本殿をぐるっと一周するように神話の歴史を感じることができます。
例えば「おちちいわ」は豊玉姫がこの鵜戸神宮の御祭神を育てるため、乳房をくっつけた場所とされており、そこから落ちる「おちちみず」を母乳代わりとしたと伝えられています。
他には撫でうさぎ。
入り口近くの門でもウサギをを見る事ができましたね。
撫でると無病息災、開運などの御利益や願い事が叶うといわれています。
少し見えづらいですが右側の絵馬もウサギです。
馬なのにウサギとはこれいかに。
この神社の神使はウサギとされていますが、これはこの神社の祭神「ウガヤフキアエズノミコト」を漢字表記にした際、頭の「ウ」が転じて「卯」となっていったからという説があります。
出雲大社のようなエピソードがあるわけではないんですね。
鵜戸神宮にはこのほかにも、ウサギにまつわるポイントがいくつかありますので探してみてください。
亀石で運玉なげにチャレンジ!
本殿の反対側では海に向かって何かを投げています。
こちらの写真の右側、「亀石」では運試しをすることができます。
社務所で投げるための「運玉」を購入できます。
運玉は5個で200円。
願い事をしながら男性は左手、女性が右手で投げます。
狙いはしめ縄の内側、そのさらに内側の水の中に入ればさらに効果が高いそうです。
「これ、聞き手が逆の場合、相当有利だよな・・・」
なんて思いましたがハードルは高いほうが燃えるのでヨシ!
(じゃなきゃ東京から九州まで自家用車でこないんだよな)
ちなみに私は右利きです。
願いが叶うとあっては超真剣。
最初の2球は縄の外。
3球は入りましたが水の中は一つも入らず。
距離感が想像よりもずれているのと、球が軽く空気抵抗があり入りそうで入らない感じが面白いです。
(最初の2球外した時はどうなるかと思いましたが・・・)
願いは無事故!無違反!面白アクシデント!の3つです。
クルマ旅なんで2つは決めていましたが、これまで順調だったので何かしらの面白アクシデントが欲しくなってしまいました。
この願いはすぐに叶うことになります。
鵜戸神宮内には連なった赤い鳥居の「鵜戸稲荷神社」もあります。
伏見稲荷同様、登り階段と鳥居のセットですね。
場所は「楼門」の近くの遊歩道を少し逸れた所にあります。
写真よりも実物はもっときれいな赤なので一見の価値ありです。
ランチや軽食、おみやげ屋もあります!
最寄りの駐車場の鳥居のすぐそこには、軽食やおみやげ屋もあります。
色々と他では見ないものも多かったのですが、特に目を引いたのは参道近くで売っていた「おちち飴」。
先ほどの「おちちいわ」から滴る石清水を使った鵜戸神宮特製あめ。
この飴をなめると母乳がよく出たという噂が広まり人気になっているそうです。
おみやげ屋の店内はきれいで結構な広さがあります。
とにかく雑貨やご当地の食品を使ったおみやげが数多くあり、どれを買って帰ろうか悩んでしまいます。
帰り道で必ず目にすることになるので、おみやげ屋探しには苦労しないでしょう。
所要時間とまとめ
このルートで一通り回った場合、所要時間は1時間程度でしょうか。
大きなアップダウンも少なく参拝もしやすいです。
鵜戸神宮は神話の伝説が数多く残る聖地であると同時に、絶景も楽しめるおすすめの観光地です。
宮崎観光で天気が良かった時には、ぜひ立ち寄ってみてください。
素晴らしい景色に感動すること間違いなしです!
ここまで見ていただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
次回は4日目の最後の観光地 「鬼の洗濯岩」の青島神宮に立ち寄った様子と、運石で願った面白トラブルが当日に3つも叶ってしまう話をお伝えします。
次回もお付き合いいただければ幸いです。